
(リキ 15歳のころ)
この写真は私が小学校5年生になる頃に
父に買ってもらった犬ちゃんです。
彼の名前は「リキ」。
なんとこのいかにも「雑種」と見受けられるこの犬を
ペットショップで「柴犬子犬」と書いてある檻の中から
数匹いる中、一匹だけ顔の黒かった彼を
姉と私が気に入り家族の一員に…。
まったく顔の黒いこの犬のどこが「柴犬」だというのか…?
知識がないというのは本当にすごい事です。
でもこの「柴犬」とジャンル分けされていて
どう見ても柴犬じゃない彼が
18年も私たちの家族として家を守ってくれました。
彼は柴犬としてはあるまじき大きさにみるみる成長。
強く男らしい風貌は、散歩中すれ違う方に
「シェパード?」「秋田犬?」
など、おっかない大型犬に見えたようです。
「恐い〜」と小さい子には恐れられていました。
恐い風貌とはうらはらにわりと気が小さい。
神経質で繊細で慎重だけど
なぜか大きな犬にはかかっていく闘志がある。
苦手なものは子犬と子供、橋をわたる事。
おそらくA型。
犬は家族に順位をつける、と耳にしたことがありますが
リキの中での家族の順位付けとしては
(リキ的コメント付き)
1位→母 (ご飯くれるしやっぱりママしてくれるから)
2位→姉 (恐いから)
3位→父 (一家の大黒柱と認識)
4位→祖母(ご飯くれるけどボクのことはどうでもいいみたい)
5位→祖父(気が合わない、でもいやいやでも散歩してくれる)
6位→私 (こいつは一家で1番年下、とにかくボクのほうが偉い)
といったところだったと思います。
彼が若くてどうにも止まらなかったころ
彼は私を妹かなにかだと思っていたような感じでした。
しかしリキが13歳を過ぎたころ、、、
性格が本当に本当に変わりました。
若い頃の彼は素直じゃなくて愛想もあまりない、
といった感じの犬らしくない犬だったのですが
老犬になって本当に丸くなりました。
真っ黒だった顔も白い毛が増え、
妹扱いだった私にも甘えてきたり…、
本当に年をとると性格が変わるものなのですね…。
リキの最後は母と祖母と私の3人で見送りました。
本当に本当に辛くて辛くてたまらない日々が続きました。
でも時が経ち、
「先に天国に行っていた祖父と天国で
気が合わないながらも2人で散歩してるかな…、」
なんて思えるようになりました。
リキ以外の犬が飼いたいなんて本当に思えなかった。
散歩が面倒くさい、とか思われつつも
彼はなんだかんだいっていつも家族の中心にいて、
来る日も来る日も玄関の横で
しっかりと家を守ってくれていました。
出掛ける時に「リキ〜」と声をかけ
帰って来た時に「リキ〜」と声をかけることが日常。
声をかけるとかならず「ぬっ」と顔を見せてくれて
気持ちを和ませてくれたのものでした。
リキが死んでしまってしばらく経ち、
私の気持ちも落ち着いて来た頃から
街行く犬や猫が
かわいくてたまらなくなるようになりました。
もともと動物は好きなほうでしたが
リキのおかげでもっともっとかわいいなぁ、
と思えるようになったみたいです。
リキはいい犬ちゃんだったな。
もっといっぱいゆっくりお散歩してあげればよかった。
早く散歩を終わらせてしまったりしてごめんねぇ〜。




